コーデ紹介  ジャン=ポール・ゴルチエの記憶と再会

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学生時代、ゴルチェ一色だった日々

学生の頃からずっと好きだった、ジャン=ポール・ゴルチエ。

服、サングラス、バッグ、香水まで…当時はまさに“ゴルチエ一色”の毎日でした。
アイテムのデザイン、ライン、質感、色合い。

どれも自分好みで、手に取るたびに「これが私のスタイル」と思えた記憶があります。

ベージュとピンク、それぞれの記憶

ベージュのジャケットは、当時「乳割れ」と呼んでモードに着こなしていました。

セットで購入したワイドパンツもあったのですが、いつの間にか手放してしまったようです。

そしてくすみピンクのジャケット。

これは唯一、ローンを組んで買った一着。
どうしても欲しくて、アルバイトを頑張った記憶があります。


ローンで服を買ったのは、先にも後にもこの一度だけです。

タンスの中で眠っていた時間

それもいつの頃からか着なくなり、
お手入れはしていたものの、実家のタンスで静かに眠っていました。

もう、数十年の月日が経ったのですね。

「お帰り」と「待たせてごめんね」

今年はクラシカルなアイテムが再び注目されていることもあり、
ふと「もう一度、傍に置きたい」と思い、自宅に送りました。

「お帰り」
「待たせてごめんね」

そんな気持ちで、そっとハンガーにかけた瞬間、
あの頃の空気が、少しだけ戻ってきた気がしました。

今の私が着る、思い出の一着

ピンクなら今でも普段使いできるかも…と思い、いくつかコーデを試してみました。

肩パッドが時代を感じさせるけれど、
着こなし次第で、今も新しい感覚で着られる気がしています。

“思い出の一着”が、“今の私”に語りかけてくる。

そんな再会がちょっと嬉しい秋の始まりです。

アイテム紹介

ジャケット

ずっと並んで待っていてくれました

並べると、思わず「おかえり」と声をかけたくなりますね。

それぞれの個性が際立っているのに、並ぶと不思議と調和していてまるで姉妹のよう。

長い眠りから目覚めたアイテムのコーデ紹介です。

ブラックパンツ+ライトグレーブラウス

懐かしの黒で締めるスタイル

ブラックパンツ+ライトグレーブラウス

バランスがとれるベルトスタイル

ライトグレーパンツ+ブラックニット

それぞれが引き立て合っていますね

ライトグレーパンツ+ライトグレーカットソー

ピンクの美しさが際立つ配色

グレーパンツ+ホワイトTシャツ

キレイ目カジュアルにも

グレーパンツ+ホワイトカットソー

今日は変化が欲しい!そんな日の羽織に

ネイビーパンツ+ホワイトカットソー

構築的なのに、どこかやさしい

アイスブルーパンツ+ホワイトカットソー

風をまとうように、軽やかに

ブルーデニム+ホワイトカットソー

ラフだけど、ちゃんと私らしい

ホワイトデニム+ブラックニット

記憶の服に、今の私の輪郭を添えて

ライトグレーフレアスカート+ホワイトカットソー

ライトグレーが柔らかさを足してくれますね

ダークグレースカート+ホワイトカットソー

光沢のある生地にもなじみます

ブラウンスカート+ホワイトカットソー

ブラウンボタンに合わせたブラウン配色

ブラウンスカート+オフホワイトニット

首元をおおうとまた違った表情に

ホワイトスカート+グレーニット

それぞれの色のバランスが絶妙ですね

ホワイトスカート+ダークグレーニット

クールな色合わせですが、白がまとめてくれますね

ホワイトスカート+ボーダーニット

ボーダーがリズム感を与えてくれます

ホワイトスカート+柄ニット

遊びでも女子会でも♡

ブラックフレアスカート+ホワイトカットソー

この色合わせは、当時の私を思い出させますね

幾何学柄スカート+ホワイトカットソー

私も合うよ!と言ってきたスカート✨

📷撮影後談:ジャン=ポール・ゴルチエ × 記憶の服

今回の企画は、私をファッション好きにさせてくれた原点--ジャン=ポール・ゴルチエ。

ゴルチェなしでは、今の私はいない…。

そんな気持ちで一着ずつコーデしていきました。

肩パッドがしっかり入っていますが、なで肩気味の私にはちょうどよく(笑)

春にも秋にもなじんでくれるくすみピンクは、華やかにもクールにも寄り添ってくれます。

今回のスタイリングは、私自身の原点を見つめ直す、静かで豊かな時間となりました。

トルソーに着せると、どの角度から眺めても美しくて--

”記憶の服”が今の私にそっと話しかけてくれるようでした。

いいことがあった日も、そうでない日も。

…これからは声をかけていきたいですね。

時を超えて帰ってきた相棒に。

あなたのクローゼットにも
「おかえり」と言いたくなる一着、眠っていませんか?

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